【戯言4n5】スポーツ観戦の醍醐味とは?
いよいよ本日未明、フィギュアスケート女子フリーの滑走が始まる。
トリノオリンピックでは未だメダルゼロという残念な結果が続いてはいるが、結果はともかくとして、各選手には見ているものを興奮させるものを見せていただきたい。
オリンピックではなくても、サッカーのW杯など、ヒトを興奮させるものというのは、まず解説者を興奮させることが出来なければ、TVの向こう側のヒトを興奮させることは出来ないと私は思っている。
先日行われた女子カーリングのラス1前のイタリア戦で見せた逆転劇などは、例えイタリアが1勝しかしていない格下だったとしてもかなり興奮させられた試合であった。(まぁ、苦戦の上の勝利なので尚更かもしれないが。)カーリングの解説者の方は、連日カーリング自体がマイナー競技であることを踏まえて、ルールやその状況での戦略想定などをわかりやすく解説して下さっていたのだが、このときばかりはまさか日本の勝利が決まると、
ヨシッ!ヨシッ、ヨシッ、ヨシッ!!
と連呼していた。特にこの方は、声から察するにオッチャンなのでここまで興奮するとは思ってなかっただけに意外でもあり、面白かった。
無論、私もヨシッ!な訳だが、我々が記憶に残るようなシーンを見せてくれるときは、やっぱり解説者の方も仕事を忘れ、興奮してくれているのである。
それは、W杯予選の松木っつぁんもそうだし、長野オリンピックの時の女子モーグルで「すっげー、タエ~!」と叫んでいた方の時もそうだ。今回のオリンピックでもそうだ。男子スノーボードクロスの決勝で、やはり解説者が思わず叫んだ一言、「やっぱりスノーボード発祥の地・アメリカに勝てない!」というのは非常に印象的だった。
競馬でも珍しいが、今でも忘れられないシーンがある。
それは有馬記念でのオグリの復活劇、今は亡き大川慶次郎氏が連呼した「…ライアンっ!…ライアンっ!」である(笑)。当時馬券を買っていない私でも、これは今でも忘れられないシーンであった。
これからも競馬でもスポーツでも、興奮する一瞬を目撃していければと思う。それが今日の朝ならホントにうれしいが…。
ミキティに、荒川選手に、村主選手。是非、解説の佐藤ユカを興奮させるような演技、期待してます。頑張れ~!!