その時、歴史が動いた
毎週水曜21:15分あたりからNHKで『その時、歴史が動いた』という日本史の検証番組が放送されている。タイトル通り、歴史的に起こった出来事のターニングポイントを数々のエピソードを交え検証していくというものであるが、なかなかおもしろいのと、民放ではこの時間大してロクなものをやっていないので気になる回はよく見ている。
ちょうど今日(4/2)の放送は『関ヶ原の合戦』。
関ヶ原の合戦のターニングポイントといえば、やはり小早川隊の徳川方東軍寝返りというのは有名ではあるが、その数ヶ月前から徳川家康は全国各地の大名に多くの密書を送ったというエピソードが今回のテーマ。
その密書を送った大名の数が108人、184通にのぼる密書を送ったという。そしてその密書で東軍についた大名の数は98人。すでに関ヶ原の合戦の前に決着はついていたということになります。
長期戦を想定した西軍は長野で真田軍が徳川秀忠軍を足止めし、関ヶ原で主力が対峙している間に宮城の上杉軍が江戸に攻め上がり最終的には家康を挟撃するという図面を描いていただけに、石田三成にとってはまさに寝耳に水の出来事だったでしょう。家康の密書によって、わずか数時間で関ヶ原の合戦の決着がつく礎を築いたのですからねぇ~。
ところで、ただいまこちらで開催中のM野2。やはりM野2も密書をたくさん送ったマメなひとが優勝するのでしょうかねぇ~(笑)
『その時、歴史が動いた』を見ながら、ふとそんなことを思った私でした。